本堂落慶慶讃本尊開扉法要
      霊椿山 円城寺(天台宗)
                   大田市三瓶町野城イ四二〇
                   電話(08548)6-0018

 霊椿山円城寺は天台宗の古刹で、千年の伝統を保持し法灯絶ゆることなく今日に及んでいる。朱雀天皇の御代(九三一〜九四五年)に開かれた勅願の霊場で、開基は朝満上人でひろく衆生に慈悲をたれて教えをひろめ、ここ三瓶山の麗、甘屋の地に錫杖を留められた。上人の所持する椿杖を虚空に投じられ「われもしこの山に開基の因縁あらばこの投ずるところの椿杖は、まさにのびさかえるだろう」と呪願して去られた。数年を経て再ぴこの山に来て寺院建立の基礎をつくられ、こうして円城寺は開基され椿杖の霊木にちなんで霊椿山ととなえることとなった。この寺院のご本尊千手観音は、行基菩薩の御作と伝う。当山の千手観音は秘仏で三十三年毎の開扉供養が行われる例となっている。そしてこの度千手観音の修復が終わり、本堂落慶と併せ厳修されることと相成りました。

五月二十一日(日)
 □午前十時
  本尊開扉法要
  京都三千院門跡 導師 小堀光詮 門主
 □午前十時四十分
  本堂落慶記念式
  法話 比叡山寂光院住職 小堀光実 先生
 □正午 お斎
 □午後四時 開扉

●五月二十二日(月)
 □午後一時 塔婆回向
 □午後四時 閉扉式

    

 お陰様で、右のごとく本堂落慶及ぴ本尊開扉法要を行うに至りました。再建に当たり各方面よりお寄せ賜りました数々のお力添えに深く感謝申し上げます。ご縁を頂きましたすべての皆様に観音様の御加護あらんことをご祈念いたします。皆様お誘い合わせの上多数ご参拝頂きますようご案内申し上げます。
   合掌
                円城寺本尊開扉法要奉賛会
  1. 案内のチラシ
  2. 本堂竣工写真
  3. 当日の写真
  4. 中国新聞の記事
  5. 比叡山時報の記事
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円 城 寺
本堂落慶慶讃本尊開扉法要の記録
2000年(平成12年)5月21日